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  • 2022
  • 広告の役割と存在価値の変化
  • 「広告」は商品やサービスをより多くの人に知ってもらうためのツールとして、進化してきました。チラシ、ポスターなどの紙の広告から始まり、ラジオやテレビなどのマス広告。インターネットが普及してからはWEB広告が広まり、現代では様々な種類の「広告」が存在します。

    数え切れないほどの種類が中で、この商品・サービスを売るための最適な広告は何なのか。費用はどのくらいかかり、費用に対してどのくらいの成果がでるのか。それを探るのはとても難しいことです。それぞれのメリットデメリットを理解することの他、一番重要になるのは、ターゲットの絞り込みです。「老眼鏡」の広告を10代の若い世代にだしても購入に至る確率はかなり低くなり、広告費の無駄を生んでしまいます。

    チラシ、ポスター、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など様々な人たちが目にする耳にするものは、広告としてとても大きな成果をあげてきました。普段から頻繁に見たり聞いたりすることで、商品やサービスのイメージがしっかりと印象付けられ購入に至ります。ですが、このような方法はあくまで「周知」。受け身の状態で情報を得るため、見てすぐに購入。というよりは店頭などで「あ!この商品は広告でみたな」と思い出し購入につながる。という流れが多いのではないでしょうか。それにくらべ、現代大きな発展をとげているインターネット上での広告。いわゆる「WEB広告」は、目的があって、情報収集をする中で登場する広告がほとんどです。前者の受け身の状態ではなく、収集をするため、自ら行動を起こしている状態になります。WEB広告のメリットはターゲットへのアプローチができることです。

    たとえばよく目にするバナー広告。この広告は商品・サービスに関連のあるサイト上に、画像なども入れ目立たせながら掲載することができるため、情報を求めているユーザーがクリックする確率が、グンとあがります。しかも、一度クリックするだけで、詳しい内容が記載された広告へ飛ぶことができるのです。さらにそこからすぐに購入が可能なものがほとんどです。こちらからターゲットを設定せずとも、ユーザーが選びそこにある関連商品をみずから選択してくれます。デメリットとしては、広告枠が高価な場合が多く予算内での設置が難しくなってしまう場合があります。次にバナー広告と同時期に普及したのは「メール広告」です。こちらは、あらかじめ会員登録などをしているユーザーへ配信するメール・メールマガジンでの広告です。ユーザーが自ら登録をしていることで、その商品やサービスに興味のあるターゲットへ直に送ることができます。また、年齢や性別など様々な個人情報も登録されているため、その情報をもとに商品・サービスごとのターゲットをしぼることも可能です。デメリットとしては、この場合興味のあるものに登録をし、そこからの配信とはいえ受け身の状態であること。ですので、メールを開く確率。最後まで読んでもらえるかどうかが明確ではありません。また費用としては1通あたりは安くなりますが、登録者が多いほど費用が高くなってしまいます。

    近年はSNSやYouTubeが注目され、これらを活用した広告も増えています。SNSの場合登録者の個人情報などからターゲットをしぼりやすく、若い世代の利用が多いことから、シェアされ拡散を期待することができます。多くのターゲットにアプローチすることができる反面、クリック数により費用が変動するため運用のコントロールが難しいのが問題とされています。YouTubeなどの動画に掲載する広告がどんどん成長しています。幅広い世代が動画を検索して視聴する時代になりテレビCMのような効果があるうえ、テレビと異なるところは気になった時にすぐにクリックして詳しい内容をみることができること。またすぐに購入できることが成長の理由と考えます。ただ5秒程度でスキップ機能があるため短時間での印象付けが必要となります。動画を制作するには高度な知識や技術が必要です。

    他にもまだまだWEB広告に分類されるものがたくさんあります。全てにおいて言えるのは、やはりどの広告にもメリットデメリットがあること。予算にあったものを使うこと。限られた枠の中にどれだけ興味をひくデザイン、コピーを用いるかです。そのブランディングがしっかりと出来上がれば、WEB広告は商品・サービスを購入に高確率でつなげる最大の武器となります。大手企業のように大々的な広告を打てない場合はなおさら、しっかりとしたブランディングをプロに任せ、時代と共に変わりゆく広告形態の中で最先端の情報をもとにした無駄のないプロモーション活動がこれからの時代に必要となります。

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